XUL(XML-based User-interface Language, ズール)はXMLに基づいたGUI記述言語で、MozillaのGUIを作成するために作られました。外見はCSS(Cascading Style Sheet)によって調整し、動作はJavaScriptによって記述します。XPConnectという仕組みを使ってMozillaのコンポーネントにアクセスすることにより、ファイル操作やソケット通信なども行うことができます。つまり、ごく普通のアプリケーション(Mozillaのような)が作れるわけです。GIMPのGUIを記述するためのGTK+が独自に発展し、GNOMEにも使われているのと同様に、XULもMozilla以外のアプリケーションを作成するために使われていく可能性があります。
XULの最大の長所はクロスプラットフォームだということです。LinuxのGUIもMacintoshのGUIも同じソースファイルで実現できます。また、XML,CSS,JavaScriptといった要素技術はWebページを作成する際の知識をそのまま流用できるので、これらの技術を多用してWebページを作っていた人はXULを習得するのもそれほど難しくないでしょう。
短所としては、まだ開発が途中なので文書が少なく、しかも仕様が頻繁に変わってしまうことです。私がこうしてXUL入門を書いているのも私自身が困っているからに他なりません。
まあ、とにかく始めてみませんか。
mozilla.orgの開発者向け文書はここから辿れます。XULに入門するにあたってとくに重要なのは以下の文書です。
英語ですが、XULの簡単な例を並べているだけなので文章を読まなくても理解できます。最初に読むチュートリアルとしては最高のものです。
最も信頼できる詳細なチュートリアルです。英語が苦にならない人はこれを読んでください。リファレンスもあります。
XPConnectを使ってXPCOMにアクセスする場合にはこのリファレンスが役に立ちます。
XULベースのアプリケーションを開発するプロジェクトがたくさん進行中です。ソースファイルを読むとXULの使い方がわかります。For DevelopersのコーナーにはXULの使い方についての文書がいくつかあります。
XULに関する上記以外のWebページはここから探すのがよいでしょう。
2001/07/20に出版される予定の解説本です。