この文書は2002年3月19日 01:30頃に更新したものです。(第5版)
随時情報が入り加筆・訂正して更新しております。

mozilla0.9.9(2002年3月現在、最新のマイルストーン・ビルド)には以下の重大なバグが存在しています。

  1. インストーラーが削除できないディレクトリを作成する
  2. ステータスバーの下にプログラムソースの一部が表示される

インストーラーが削除できないディレクトリを作成する

【バグ報告】

Bugzilla http://bugzilla.mozilla.gr.jp/show_bug.cgi?id=1906
窓の杜 ●「Mozilla」v0.9.9のインストール時に発生する致命的な不具合に注意

【事象】

この問題は日本語版WindowsNT系の各OS、NT4.0/2000/XPで発生する問題です。英語版では発生しません。
インストーラー版の "mozilla-win32-0.9.9-installer.exe" を使ってインストールを実行すると、"... ." と "... ..." および文字化けした半角カナ名の計3つの不正な名前のフォルダが作成されます。
またmozilla seamonkeyのアイコンがデスクトップに作成されず、システムがインストールされているドライブのWINNTフォルダに作成されます。

「エクスプローラ」で見たフォルダの中身
不正な名前のフォルダが作成されている「All Users」フォルダの中身

この名前のフォルダはNTFSでハードディスクをフォーマットした場合、ファイルシステムの制約から「エクスプローラ」からのGUIによる削除が出来ません。 またOS付属のユーティリティーである「スキャンディスク」が正常に動作しなくなる恐れがあるようです。
参考URL:http://support.microsoft.com/default.aspx?scid=kb;EN-US;q246026

なおWindows NT系OSでハードディスクをFAT32でフォーマットしている場合でも、同様の事象が確認されました。

【対処方法】

mozilla0.9.9をこれからインストールしようとしている場合

以下に説明する方法で不正な名前のフォルダを削除することは可能ですが、出来るだけzip版をダウンロードされることをお勧めします。
このバグはインストーラーの不備に起因しているため、zip版を解凍して使用する場合には問題が発生しません。

既にmozilla0.9.9をインストールしている場合

エクスプローラからのファイル操作が出来ないため、「コマンドプロンプト」を起動して以下の作業を行います。

  1. コマンドプロンプトを起動する。
  2. Documents and Settings\All Usersへカレントディレクトリを移動する。
  3. dir/xでショートファイル名を表示する。
    コマンドプロンプトで見た「All Users」フォルダ
  4. rmdirでショートファイル名を指定して、削除する。
    コマンドプロンプトで見た「All Users」フォルダ
  5. 半角カナ混じりのフォルダは「エクスプローラ」から削除してください。

なおコマンドプロンプトで "dir /x" コマンドを入力しても Short File Name が表示されない場合は、ファイルシステムのパフォーマンスを上げるために Short File Name を記録しない設定になっている可能性があります。その場合は以下のようにして設定内容を確認してください。

  1. [スタート]−[ファイル名] を指定して実行を選択
  2. 名前に regedit と入力
    ファイル名を指定して実行
  3. HKEY_LOCAL_MACHINE\SYSTEM\CurrentControlSet\Control\FileSystem にある "NtfsDisable8dot3NameCreation" というキーの値を確認します
  4. この値が1になっているとShort File Nameがファイルシステムに記録されていません。残念ながら現時点では削除出来る方法が見つかっていません。
    レジストリエディタで見たNtfsDisable8dot3NameCreationキーの値

ステータスバーの下にプログラムソースの一部が表示される

【バグ報告】

Bugzilla http://bugzilla.mozilla.gr.jp/show_bug.cgi?id=1982

【事象】

ステータスバーの下にmozillaのXULコードらしき文字が表示されるため、結果として画面の3分の2程度しか表示領域がなくなります。

【対処方法】

mozilla0.9.9をこれからインストールしようとしている場合

chromeフォルダにあるプロファイル情報が原因であるようです。 そのためchromeフォルダを削除してからインストールするか、削除するのが不安であれば "chrome_old" などに改名してからインストールします。

または「プロファイル・マネージャー」でプロファイルを新たに作成することでも回避できます。 ただしこの場合はメールなどは手動で前のものを引き継ぐ必要があるため、chromeフォルダを削除した方が楽だと思います。

各プラットフォーム毎のchromeディレクトリ/フォルダの操作は、以下を参考にしてください。

WindowsNT系(NT4.0/2000/XP)の場合
  1. 「エクスプローラ」を開きます
  2. ログインしているユーザー用のフォルダ(例えばadministratorであれば システムドライブ:\Documents and Settings\administrator)に "Aplication Data" という名前のフォルダが表示されるかを確認します。
  3. もし2.のフォルダが表示されない場合は、[ツール]−[フォルダオプション] を選択して「表示」タブを開きます。そして「すべてのファイルとフォルダを表示する」にチェックをしてください。
    フォルダオプションの指定方法
  4. "Aplication Data" フォルダが表示されたら、その下にある "mozilla" フォルダの中に "chrome" フォルダがあります。
    具体的には、システムドライブ:\Documents and Settings\(ユーザー名)\Aplication Data\mozilla\Profiles\(プロファイル名)\(適当な値.slt)\chrome です。
    「エクスプローラ」でchromeフォルダを表示
Windows95系(95/98/98SE/Me)の場合
  1. 「エクスプローラ」を開きます
  2. システムがインストールされているフォルダ(この図では "Windows")を開きます。
  3. "Aplication Data" フォルダが表示されたら、その下にある "mozilla" フォルダの中に "chrome" フォルダがあります。
    具体的には、システムドライブ:\(システムフォルダ名)\Aplication Data\mozilla\Profiles\(プロファイル名)\(適当な値.slt)\chrome です。
    「エクスプローラ」でchromeフォルダを表示
MacOS Xの場合
  1. まずツールバーから「ホーム」ディレクトリを選んで、その中の「libraly」フォルダを選択してください。
  2. 以下は図のように、「Mozilla」−「Plofiles」−「(プロファイル名)」−「(適当な値.slt)」−「chrome」となります。
    カラムでchromeフォルダを表示
MacOS 9.x系の場合

MacOS 9ではファイルの保存先として書類フォルダが作られていれば、そこにmozillaのプロファイル情報が作成されます。 あとはMacOS Xの場合と同様のディレクトリ構成となります。
ファインダーでchromeフォルダを表示

既にmozilla0.9.9をインストールしている場合

一旦0.9.9をアンインストールして、0.9.8に戻してからlanguegeとregionをenglishやenに戻します。 再度0.9.9をインストールして起動すると普通に起動できるようになります。

なおmozillaのインストール・アンインストールが面倒な場合は、「プロファイル・マネージャー」でプロファイルを新たに作成することでも回避できます。 ただしこの場合はメールなどは手動で前のものを引き継ぐ必要があります。