XULアプリケーション作成入門

目次

  1. はじめに
  2. アプリケーション作成の手順
  3. CSSで外見を調整する
  4. JavaScriptでアプリケーションの動作を定義する
  5. Webブラウザを作ってみる
  6. RDFファイルからデータを取りこむ
  7. XPConnectでXPCOMにアクセス
  8. スキン
  9. 国際化と地域化
  10. MozillaはどのようにXULを使っているか

はじめに

XUL(XML-based User-interface Language, ズール)はXMLに基づいたGUI記述言語で、MozillaのGUIを作成するために作られました。外見はCSS(Cascading Style Sheet)によって調整し、動作はJavaScriptによって記述します。XPConnectという仕組みを使ってMozillaのコンポーネントにアクセスすることにより、ファイル操作やソケット通信なども行うことができます。つまり、ごく普通のアプリケーション(Mozillaのような)が作れるわけです。GIMPのGUIを記述するためのGTK+が独自に発展し、GNOMEにも使われているのと同様に、XULもMozilla以外のアプリケーションを作成するために使われていく可能性があります。

XULの最大の長所はクロスプラットフォームだということです。LinuxのGUIもMacintoshのGUIも同じソースファイルで実現できます。また、XML,CSS,JavaScriptといった要素技術はWebページを作成する際の知識をそのまま流用できるので、これらの技術を多用してWebページを作っていた人はXULを習得するのもそれほど難しくないでしょう。

短所としては、まだ開発が途中なので文書が少なく、しかも仕様が頻繁に変わってしまうことです。私がこうしてXUL入門を書いているのも私自身が困っているからに他なりません。

まあ、とにかく始めてみませんか。


参考リンク


kazhik.mozilla
小池和彦(kazhik@mozilla.gr.jp)